2022年はゴールデンウィークやお盆など渋滞が見込まれる時期は休日割引が除外されることになったはずが、二輪車定率割引は適用されることに!?
2022年度からNEXCO三社の発表により、高速道路「二輪車暫定割引」が開始されました。
割引率は実質普通車に比べて半額で、今までは軽自動車と同額だった価格から大幅値下げします!
期間は、4月2日~11月27日の土日祝日に実施し、申し込みは3月28日から開始します。
割引には事前申し込みが必要で、「1回の走行で100km超」が対象と対象車両:ETCまたはETC2.0を搭載した二輪車のみ適用。
※第三京浜や首都高は走行距離にカウントされないなど色々と条件があります。
しかしその直後、政府の発表でコロナ蔓延防なのか?土日、祝日と大型連休はETC割引は適用外となりました!
【しかし、朗報もあります】ここへきて二輪車は除外に!
ゴールデンウィークを前に折角新しくできた、二輪車暫定割引を楽しみにしていたライダーは腰を折られる形になりましたが、ここへきて二輪車は除外になることが確定に!
このGW、お盆の休日割引廃止からバイクの定率割引は除外され、具体的には4月29、30日、8月13、14日は定率割引対象日となるそうです。
これは、自民党オートバイ議連の方々が、二輪は除外すべきだと強硬に主張して下さったことで実現しました!
割引自体が暫定的で試験的な側面がありますので、あまりに利用者が低いと折角できた「二輪車定率割引」自体が廃止になる可能性もあります(汗)
正直、手続きは面倒ですがライダーの皆さんは積極的に利用しましょう!
で、具体的な内容は?
国交省からの依頼に基づき、交通集中する繁忙期は休日割引は適用しないというNEXCO各社の発表通り、今年のGW、お盆(年末年始の12月31日~1月3日も)は休日割引(30%引き)が適用されない。しかし、GW、お盆(年末年始は、定率割引が実施されない)は、37.5%オフの料金で利用できます。
【詳しくはこちらから】二輪車定率割引 距離・料金検索
ETC/ETC2.0車載器が最大10,000円割引の助成金申し込みの仕方
そもそも、関係省庁に2輪高速料金の値下げを訴え続けてきた自民党二輪車問題PT座長の三原じゅん子議員、AJ会長、オートバイ政治連盟の会長のおかげです
三原じゅん子 参議院議員が「自民党政務調査会 二輪車問題対策プロジェクトチーム(略称、PT)の新たな座長(2代目)に就任しました。
これを踏まえて、2022年1月24日にバイク業界やメディアを集めての座談会「二輪業界の明日を考える座談会」が開催されました。
二輪車の駐車問題やカーボンニュートラルに続き、2022年4月2日(土)から実施される「二輪車定率割引(ETC二輪車限定)」へと繋がった高速料金問題に関する三原氏のコメントを紹介します。
自民党オートバイ議連(2001年発足)は、そもそも軽自動車とバイクが同じ車種区分とされ、バイク利用者にとって不公平な状態が続いていることから、高速料金問題を“一丁目一番地”と捉え、最優先課題として取り組んできました。
三原氏も長い年月をかけて、PTや与党勉強会といった場で議論を重ねてきた問題なのです!
もともと二輪車が軽自動車と同じ値段というのが理解できない!
三原氏:私たちが一番時間をかけて議論してきたのは、高速道路の料金に関してだったと思います。
二輪車の高速道路上の占有率や重量など色々なことを言われました。
この、“国民の当たり前の感覚”というものを大切にしない限り、政治は信頼されなくなると思います。
近年では高速道路料金の定額割引ツーリングプラン(2017年度から実施)で、皆さまが様々な知恵を絞ってくれました。
しかし、根本的には“元の値段を改正する”ということ、そして“ETCを搭載する”ということが解決策にあたると思います。
ドライブレコーダーの義務化も必要
三原氏:また、今では四輪車に当たり前のように付いているETCやドライブレコーダーについて、二輪も同じようにすべきだと思います。
様々な事故や煽り運転に遭遇する方がいらっしゃることを考えれば、ドライブレコーダーの義務化も必要になってくるでしょう。税金についても新たな問題が出てくるのかもしれません。
高速料金に関しても、EVになったら車両重量がどうなるのか、という心配があります。そういうことも含めて、PTの中で今まで練ってきたことをしっかり重要視しながら、未来へ向けた新たな問題を解決していこうと思います。
また、各自治体にお願いしなくてはいけないことも増えていくと思います。そして、最終的にはオートバイ業界全体とユーザーが作り上げてきた、日本でしか作れない、日本でしかできない文化を残していきたいと思っています。
コメント